民主主義は、あらゆる国民の意見が広く反映されてなりたつものです。

しかし実際の日本の政治は、労働組合、宗教団体など、一部の団体に属する人々の要望に動かされてきました。

また、広く国民の声を代弁すべきメディアは残念ながら、その機能を十分に果たしているとは言えません。

政治家のみなさんには、記者などのメディアとの接触、テレビ、新聞の報道、そして地元支援団体との会合に追われ、国民の生の声が届きにくい実情があります。

これらを埋める努力を、私たち国民自身も怠ってきたのではないかと思います。

日本の有権者の数は1億人。私たちの1票は、1億分の1。

自分たちの声は政治には届かないとあきらめてしまいそうな数字です。

本当にそうでしょうか?

これまで陳情は、特種な人がやるものと思われてきました。

平日に議員会館など行けない、陳情は難しい、など、、。

けれども、土日に議員さんの地元の事務所に行く陳情も可能です。

また、格別な手続きも必要ありません。

陳情は本来、国民が議員さんに何かを訴える行為すべてを指します。議会に提出する場合などでなければ、書式やルールはありません。

ネットで集まった、普通の国民だからこそ、団体の利益にも一人ひとりの個人的な利益にも無関係の声をあげていくことができます。

このプロジェクトでは、全国の国民のみなさまに全国陳情プロジェクトへの参加を広く呼びかけるとともに、陳情書のフォーマットや手順のナビゲーションと代表者・団体を用意いたします。

既に何かの団体に登録していらっしゃる方や、個人で行けるという方は、このサイトの手順を参考にしていただければ幸です。

国民の声が政治に届かないと嘆く前に、とにかくやってみましょう。

もし全国で、国民が陳情をすれば、それは、これまでの政治団体、労組、宗教団体の圧力をはるかに越えます。

私たち個人個人が、数万の団体を組織する事は不可能です。しかし、一つのテーマだけでつながり、ともに手を取る事は可能です。

「愛の反対は憎しみではありません。無関心です」

マザーテレサの有名な言葉です。

この国を愛するなら、もう無関心でいるのは終わりにしましょう。

この夏、ちょっとだけみなさんの時間を、この国の政治風土を変えるために使ってください。

日本の政治が、変わるかも知れません。

みなさんのこのプロジェクトへのご参加を、スタッフ一同心からお待ちしています。


全国陳情プロジェクト 代表  村松 潔